植え付け後、特に何もしなくても育つおいしい果樹を3つ選びました。
もちろん、無農薬、無肥料なので安心して食べられます。
その1 ブルーベリー
ラビットアイ系の品種は暑さに強く、落葉樹なので寒さにも強いです。そして、虫、病気にもなりにくいです。
春にはかわいい白い花、夏には果実、秋には紅葉を楽しめます。樹高も高い品種でも2mほどに収まります。
生食、ジャムなどに加工したり、いろいろなものに使用できます。
その2 グミ
果皮が薄くて収穫後に日持ちがしないので、果物屋さんやスーパーで市販されることがほぼありません。家庭果樹ならではの味覚です。
グミの木は、葉は白っぽい緑色、前年の枝の節から伸びた新梢に、開花して結実します。果実は楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘味があります。サクランボにとても似ています。
そして、虫、病気にもなりにくいです。
グミの木には、常緑樹のナワシログミ、落葉樹のナツグミ、アキグミ、ビックリグミなどがあります。果実がおいしいのは落葉樹のほうです。常緑樹のほうは、生垣にするとよいです。
グミといってもお菓子のグミではありません。お菓子のグミもおいしいですが。もちろん大麻グミでもありません(笑)。
その3 ナツメ
作りやすいと言うよりほったらかしでいいです。果実は10月頃で、暗褐色に熟すと甘味が強くなります。大人の人差し指の第一間接くらいの果実の大きさです。
生食するほか砂糖漬け、蜜ナツメにも使えます。ナツメには葉酸、鉄、銅、食物繊維、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれており、栄養価が高いです。
暑さ寒さに強く、乾燥を好み、全国どこでも庭植えで栽培可能です。
枝には鋭いトゲがありますので、ケガしないように気をつけましょう。防犯として植えるのもいいかもしれません。
ナツメは中国では古くから食用とされており、「1日に3粒のナツメを食べると、一生老いない(日食三顆棗、終生不顕老)」と言われる健康果実です(食べ過ぎには注意しましょう)。また、乾燥ナツメは「大棗(たいそう)」という生薬として漢方薬にも利用されています。
以上、ほったらかしでも育つおいしい果樹3選でした。