健康野菜を育てよう(ニラ)

野菜

ニラはアリシンをはじめ、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどが含まれ、スタミナアップや健康づくりに関わる栄養が豊富な野菜です。

ニラは野菜のなかでは珍しく、何年も育てられる多年草です。
一度植えつければ、お手入れを続けながら長く栽培することができる、超お得な野菜です。

原産地

中国。

種まき時期

3月~4月(春蒔き)、9月(秋蒔き)。
発芽適温は20℃、生育適温は20℃~25℃。

植え場所

日当たりと水はけの良い場所に植えます。
水はけの悪い場所では高畝にします。

夏の強い日差しに当てすぎると葉が硬くなることもあるため注意が必要です。
余裕があれば、日よけをつくったりしたほうが良いでしょう。

収穫時期

1年目は株を充実させることを優先し、翌年の春〜秋に収穫します。
根元を3cm~4cm残してハサミで刈り取ります。

1カ月ほどで再び収穫できるようになるので、
1年を通して複数回の収穫が可能です(4、5回ほど)。

育て方のポイント

・畑に直蒔きすると草に負けて失敗しやすいので、セルトレイやポットで育苗してから定植してください。

・種蒔き定植から1年目は、収穫すると株が消えてしまうことがあります。
 1年目は収穫せず、株を充実させてください。
 乾燥を嫌い草に負けやすいので株元の草はよく刈り、草マルチを充分に行ってください。

・ナスやトマトなど夏に育てる野菜の株本で育てるのがおすすめです。
 草が生えにくく、翌春には夏野菜の跡地にニラが生えてきます。

・2年目の春、葉が20cm以上に伸びたら収穫できます。
 株元を3cmほど残して刈ってください。刈ったら米ぬかを施してください。
 温暖地では年に4~5回、寒冷地では年に3~4回収穫できます。

・ニラは葉が6枚開くと分球します。1年に3~4回分球を繰り返して本数が増えます。
 3年目からは2~3年おきに掘り上げて株分けし、別の場所に植え直してください。

注意すること

スイセンの葉とニラの葉を間違えたことによる食中毒が発生しています。

下記のことに注意しスイセンによる食中毒を防止しましょう。
・ニラには独特の香りがあります。見た目で判断せず、まず香りを確認しましょう。
・スイセンはニラと比較し、葉が広い、高い、厚いです。ニラの中に特に大きなものがある場合は、香りを確認しスイセンでないことを確かめましょう。

また、スイセンの外観はニラに酷似しているため、ニラとスイセンを栽培する場合は、それぞれ別々の場所で栽培しましょう。

スイセンをニラと思って食べ、食中毒になり、スイセンをにらまないようにしましょう(笑)。

以上です。